●ボイジャー1号=米航空宇宙局(NASA)提供(AFP=時事)
『
jiji.com (2013/09/13-08:03)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2013091300061
ボイジャー、太陽系外に=人工物体で史上初-77年打ち上げの探査機・NASA
【ワシントン時事】米航空宇宙局(NASA)は12日、1977年に打ち上げた惑星探査機ボイジャー1号が太陽系外に出て恒星間空間を飛行していると公式に発表した。
「人工の物体が恒星間空間に出たのは史上初めて」(NASA)で、ボイジャーは打ち上げから約36年かけて太陽から約190億キロの宇宙空間に到達している。
発表によると、ボイジャーが恒星間空間に入ったのは2012年8月25日とみられ、太陽系外を約1年間飛行していることになる。
現在も「太陽の影響をなお一定程度受けている」という。
ボイジャー計画の研究者エド・ストーン氏は
「新たに得られた重要なデータにより、恒星間空間への人類による歴史的な飛躍になったと確信している」
と話した。
研究者らは太陽の影響を全く受けない宇宙空間にボイジャーが入る時期は不明だとしているが、ボイジャーに搭載した機器は少なくとも20年まではデータを地球に送ってくると見込んでいる。
』
『
CNN ニュース 2013.09.13 Fri posted at 10:19 JST
http://www.cnn.co.jp/fringe/35037181.html?tag=top;mainStory
ボイジャー1号が太陽系圏を脱出 人工物で初
●ボイジャーが太陽系の外へと飛んでいく(想像図)=NASA/JPL-CALTECH提供
●ボイジャー1号が太陽系圏の外に=NASA/JPL-CALTECH提供
CNN)
米航空宇宙局(NASA)は12日、36年前に打ち上げられた探査機「ボイジャー1号」が、人工物として初めて太陽系圏から脱出したと発表した。
太陽系圏は、太陽と惑星および太陽風と、外の宇宙とを隔てる磁場の境界を指す。
ボイジャー計画を率いるエド・ストーン氏は、
「ボイジャーは太陽系圏を離れて恒星と恒星の間の宇宙の海の航海に乗り出した」
とコメントした。
今後は
「恒星間空間の探査という初のミッション」(ストーン氏)
に取り組み、太陽風と別の恒星からの恒星風の相互作用についての研究に乗り出すという。
米アイオワ大学などの研究チームが科学誌サイエンスに発表した論文によると、ボイジャー1号は2012年8月25日ごろに恒星間空間に入った。
太陽系圏離脱はこれまでにも伝えられていたが、NASAが正式発表したのは今回が初めて。
ボイジャー1号と2号は1977年に打ち上げられた。
NASAによると、1号は現在、地球から188億キロ、2号は153億キロの地点にある。
ストーン氏によれば、「太陽系」の定義には遠く離れて太陽を周回する彗星も含まれる。
このため厳密に言えば、太陽系を離脱するまでにはあと3万年かかるという。
約4万年後には太陽系外の恒星に接近する見通し。
ボイジャーは1号、2号とも、宇宙人と遭遇した場合に備えて地球の画像や音声を記録した金色のディスクを搭載している。
2号もあと3~4年で太陽系圏を脱出する見通しだ。
』