●10日、台湾政治大学には「漫画から見る日本」という一般教養科目があり、毎学期1000人を超える学生が殺到する。その人気ぶりは人気漫画家のサイン入り限定コミック販売に匹敵するほどだという。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年4月13日 21時27分
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大学で「漫画から見る日本」開設、1000人が殺到―台湾
2013年4月10日、台湾政治大学には「漫画から見る日本」という一般教養科目があり、毎学期1000人を超える学生が殺到する。
その人気ぶりは人気漫画家のサイン入り限定コミック販売に匹敵するほどだという。
台湾メディアの報道として中国新聞社が伝えた。
この授業を担当する蔡増家(ツァイ・ズンジア)教授の研究分野は日本の行政経理制度や国際金融政治などで、かなり以前に「日本の政治経済研究」という授業名で関連の一般教養科目を開設したことがあるが、その頃は選択する学生は毎学期20人にも満たなかった。
「当時は本当に憂うつだった」と語る蔡教授は、幼い頃から漫画を読むのが好きで、あれこれ思案して、「漫画」をツールとして利用することを決意し、その結果、一般教養の授業に学生を呼び込むことに成功した。
2007年から始まった「漫画から見る日本」は、有名な漫画「サンクチュアリ」(中国語名・聖堂教父)や「課長島耕作」などを教材として使用している。
「サンクチュアリ」では日本の金権政治について語り、「ドラゴン桜 ありがとう」(中国名・東大特訓班)では日本の教育について討論。
「大使閣下の料理人」では日本外交政策を考察するといったように、毎学期13シリーズの漫画とテーマをカリキュラムに組んでいる。
これ以外にも、参考資料として70作品以上を用いる。
同授業は毎学期、授業登録のスタートと同時に申し込みが殺到、120人の定員が一瞬にして埋まり、1000人以上がキャンセル待ちの状態になる。
開設から現在まで6年が過ぎたが、「漫画から見る日本」の授業科目は今では台湾政治大学で最も有名な一般教養科目となり、中には6学期を通しても選択できず、4年生になって初めて選択できるという学生もいるほどだ。
蔡増家氏によると、日本は漫画を通して観察するのに最も適した国であるという。
「日本の漫画は、書籍と同様に多種多様であるが、中には知識性や時事性に富んだ写実的な漫画もある。
すでに伝統的な観念の漫画とは異なる存在となっている」と語った。
(提供/人民網日本語版・翻訳/MZ・編集/TF)
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